本書は、90年代オルタナティヴロックの象徴──〈Nirvana（ニルヴァーナ）〉のフロントマン、カート・コバーン（Kurt Cobain）を追悼した公式トリビュートブックです。
アメリカの名門音楽誌〈Rolling Stone〉が独占契約のもと企画・編集し、彼の生涯、作品、時代背景、そして“グランジ”という文化の精神を記録した貴重な一冊です。

1990年代初頭、アメリカ・シアトルを中心に巻き起こった「グランジ・ムーブメント」。
その象徴こそがニルヴァーナであり、ボーカル兼ギタリストのカート・コバーンでした。

彼らのアルバム『Nevermind』（1991）は全世界で3,000万枚を超えるセールスを記録し、商業主義と闘うロックの“矛盾”を体現。
MTV時代の幕開けと共に、オルタナティヴ・ロックが一気に主流化していくなか、コバーンはメジャーとアンダーグラウンドの狭間で苦悩し続けました。

1994年、27歳でこの世を去った彼は、音楽史における“永遠の27クラブ”の象徴として語り継がれています。
コバーンの音楽と言葉は、時代を超えて「不安」「怒り」「孤独」を芸術へと昇華させた象徴でもあり、
その精神は、ビリー・アイリッシュやPost Malone、King Gnu、Vaundyら現代のアーティストたちが表現する“感情のリアリズム”にも受け継がれています。

【本書の特徴】
・『Rolling Stone』誌が独占したインタビュー、フォトセッション、寄稿文を多数収録
・未公開写真、当時の記事再録、追悼エッセイなど144ページ構成
・表紙は彼のポートレート、裏表紙には大胆なポップアート・ペインティングを採用
・デザイン書・音楽資料としてもコレクター価値の高いビジュアルブック

時代を超えて語り継がれるカート・コバーンという存在を、最も近い距離で捉えた決定版トリビュートです。

【書誌情報】
・書名：カート・コバーン トリビュート
・著者：ローリング・ストーン誌（編集）、丸山京子（訳）
・発行：バーン・コーポレーション
・発売：シンコーミュージック
・発行日：1996年3月19日初版発行（本誌：2005年2月24日第9版発行）
・サイズ：A4変型判（ハードカバー）縦28.2cm 横22.5cm 厚さ2cm
・ページ数：144ページ
・ISBN：4-401-70107-0
・定価：3,398円＋税

【コンディション】
・帯付き
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・帯に経年のスレ・角小傷あり
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・本文は良好で通読に支障なし
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